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昭和17年発行の「世界地図帳」が私の手元にある。A4版で紙質は少し悪いが当時のものとしては最高級品だったのだろう。3,4年前に実家のリフォーム工事をした時に出て来たので持って来たものだ。
この地図が古紙としてキロなんぼで売れるか、「なんでも鑑定団」で相当の値段がつくものなのかは分からない。今日思いだしたのはラサの「暴動」が新聞でもテレビでもトップ記事になっているからである。
戦前の地図には大陸の南西隅奥地に支那とは別の色分けで「西蔵」という国がある。「さいぞう」と読んで笑われた人があるが読みは「チベット」だ。西蔵はチベット族によるレッキとした独立国だったが、18世紀に清朝の保護国になった。清朝が滅びると英国が代わってチベットを保護下に置いてしまう。
大東亜戦争が始まると日本軍はアジアの植民地を次々に解放したが、チベットは遠過ぎた。戦後の一時期チベットは誰の支配も受けない束の間の自由な時を過ごしたが、毛沢東が蒋介石を破って大陸を支配した時から不幸が始まったのだ。
海抜4000米以上の高地に位置するこの敬虔なラマ教徒の国を中共が奪い取る事には何の根拠もない。住民の9割はチベット族でその顔つきを見ても漢民族とは全く異なる。
此処を侵略するとシナ人ガ先ずやったのは若いチベット族男性を殺戮する事であった。そしてチベット族の女性は漢族と結婚させ混血を図る。純粋なチベット族を抹殺してしまう恐ろしい手段だ。チベットの人口は僅か230万である。このまま進むと地球からチベット族が消えてしまうかもしれない。
新華社電は最初死者10名、負傷者100名と伝えたが、それを20倍した位が実際の数字だろう。何しろ他のメディアは殆ど取材出来ない所なのだ。今日配信された映像ニュースでは「暴徒」が商店のシャッターを壊して略奪している場面が写っていた。
「暴徒」の服装もいやに綺麗で、商店やその付近も荒らされていない。ひと目で「やらせ」と分かる稚拙な映像である。商店といっても地元の商人ではなく、移住した漢民族ガ経営する店舗だ。
「暴動」とか「暴徒」という言葉自体が可笑しいのだ。今ラサで起きている騒動は「レジスタンス」である。
映像には動員された軍隊の姿など出て来ない。彼等は今、ダライ・ラマ14世を元凶と名指しで非難する事で世界の非難をかわそうとしている。
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